ただアニメをほめるだけ

更新頻度が低すぎる

『ガールズ&パンツァー 劇場版』スタッフの愛の詰まった豪華すぎる特典の感想をまとめてみた

 

 我が家にも届きました『ガールズ&パンツァー 劇場版』のブルーレイ。漠然と記事を書こうと思っていたらあまりに特典が豪華すぎて、内容と一つの記事にするとちょっと長すぎるかと思ったので、まず特典のまとめ記事を書かせていただきます。

 

 

ガールズ&パンツァー(GIRLS und PANZER)|公式サイト

http://girls-und-panzer.jp/

 アニメを見ていても劇場版の円盤CMは何度も流れていて、漠然と豪華なんだろうなあと思っていたら、予想以上の内容。一つ一つ紹介していきたいと思います。

杉本功自選作監修正集(20P)

 『ガールズ&パンツァー』で一躍有名になった杉本功さん。今までキャラクターデザインを務めた主な作品は、『MOONLIGHT MILE』、『スケッチブック ~full color's~』、『ケメコデラックス!』、『聖痕のクェイサーII』、『電波教師』そして現在好評放送中の『ばくおん!!』等。

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©いわさきまさかず/アスキー・メディアワークス/「ケメコデラックス!」製作委員会

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©東毅/小学館読売テレビ・A-1 Picutures 2015

 本当に多くのキャラクターが出てくる『ガールズ&パンツァー』ですが、それぞれ個性が強く覚えやすい。本編でしっかり1キャラ1キャラ描いてくれているところも大きいと思いますが、杉本功さんの特徴ともいえるシンプルな口元大きく特徴のある目で髪型や服装を見ずともしっかりと描き分けられているのも大きなポイントです。

 内容としては、杉本功さんが自分で選んだ修正カットが20ページ。各カットに自身のコメントが載っており、「こういうところが見せたかった。」という内容や、「ここがお気に入り」等、こだわりを読み取ることができます。また、本編を見る前に冊子を見ておくことで修正されたカットが見つけやすくなるかと思います。

特典CD・ボコのうた「おいらボコだぜ!」

『ガールズ&パンツァー』劇場版 オリジナルサウンドトラック

『ガールズ&パンツァー』劇場版 オリジナルサウンドトラック

 

  ↑のオリジナルサウンドトラックを購入されている方は、また同じ曲収録なの?と思われるかもしれませんが、サウンドトラックに収録されているのは、ボコ (藤村歩)さんの歌うバージョン。今回収録されているのは、西住みほ(渕上舞さん)、島田愛里寿(竹達彩奈さん)の二人で歌うバージョンと各ソロバージョンとインスト。戦車道のライバルでありながらも共にボコが大好きな二人が一緒に歌う、「おいらボコだぜ!」はファン必聴の一曲です。

 ここまで話題になった『ガールズ&パンツァー』。『アニメロサマーライブ 2016』2日目の竹達彩奈さんソロ。もしかするともしかするかもしれませんね。

特製ブックレット「ガールズ&パンツァー 劇場版 鑑賞の手引き」(88P)

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 うーん、厚い。内容の方の記事にも書きますが、劇場版の冒頭、「3分ちょっとでわかる!!ガールズ&パンツァー」というテレビアニメを見ていなくても世界観にのめりこめる素晴らしい映像があるように、この作品かなり初見の人にやさしいのが特徴だと思います。この鑑賞の手引きも本当に細かく様々なデータが載っています。

 序盤は各チーム、キャラの紹介や戦車の紹介。特に戦車の紹介は恐ろしいほどの情報量がわかりやすくまとまっています。もともと自分も戦車についてはほとんど知識がなく、友人の戦車オタクによる各戦車の特徴や歴史、使われ方等を聴いて、なるほど、わからん。と思っているレベルでしたが、作戦を考えていくうえで大切になってくる各戦車の強味の紹介が頭にすんなり入ってきます。アニメで描かずとも裏でしっかり考えられている設定がたっくさんあるのも『ガールズ&パンツァー』の魅力ですよね。

 『ガールズ&パンツァー』の聖地、大洗に関しても地図と写真に加え、本編のどのシーンでどういう風に使われたかも合わせて載っています。映画を10回も20回も見ているようなオタクはもうすべて覚えているかもしれませんが、ぜひとも劇場版ブルーレイをもって大洗観光に行きましょう。

 後半は濃密なキャスト&スタッフへのインタビュー記事。キャストは西絹代役の瀬戸麻沙美さん、ミカ役の能登麻美子さん、島田愛里寿役の竹達彩奈さんに。スタッフは脚本の吉田玲子さん、キャラデ、総作監の杉本功さん、絵コンテ、演出の小林敦さん、演出の藤井辰巳さん、3DCGI監督の柳野啓一郎さん、音響監督の岩浪美和さん、音響効果の小山恭正さん、録音調整の山口貴之さん、そして水島努監督に。

 アニメの魅力である、演技、ストーリー、作画、CG、音響とそれぞれのこだわりが生の声で見られるインタビュー、大変勉強になり本作品はもちろんのこと、他のアニメを見るときにもこういうところに注目して見てみようと思えるような新しい発見もありました。

 個人的に一番なるほどと思った話は、戦車の動きのリアリティとフィクションのバランスの話。こんな動きは絶対にありえないというような動きをしてはおかしいけれど、リアルにこだわりすぎると映像的な魅力に欠けてしまう。戦車オタクをもうならせる戦車独特の重厚感のある動きと、アニメオタクの期待する爽快感のある動きのバランスをとっていくには大変な苦労と深い深い設定考証があったんだなと改めて実感しました。

DTS Headphone:X™

これからは、どこに居ようとも、どこへ行こうとも豊かでダイナミックな音をあきらめてはいけません。
DTS Headphone:X™は今までモバイルデバイス上で可能でなかった、息を飲むような迫力と空間的特徴を 備えた音楽、映画、 ゲームをヘッドホンで体験できるようにする、他に類のない新しいテクノロジーです。
DTS Headphone:X™にミキシングされた音楽で、アーティストは、没入感のあるサウンドを最大11.1chで 提供する事を可能にします。

Music Live(DTSサラウンド) より)

  本編映像は

・5.1ch (別名 センシャラウンド リアルムービーエディション)

2chステレオ

の2つに加え、この「DTS Headphone:X™」が収録されています。

 端的に言うとサラウンドヘッドホンでない普通のヘッドホンでもサラウンド音声を楽しめるものということになります。正確には「DTS Headphone:X™」対応のヘッドホンが存在するのですが、かなり低価格のヘッドホンでも対応しているものがあったり等、SONY製品のハイレゾ対応のように推奨するものはあるけど絶対ではないものだと考えてもらって大丈夫かと思います。私はイヤホンですが愛用のMDR-EX800STでしっかりサラウンドを感じることができました。

 5.1chのスピーカー環境がない方で、映画館に10回も20回も通うようなサラウンド大好きな方でも気軽にヘッドホンで楽しめる素晴らしい配慮だと思います。特に今は家でスピーカーで音楽を楽しむ時代というよりも外出先で気軽に音楽を聴く時代になっていると思いますのでニーズにもばっちり。ちなみに、このDTS Headphone:X™」システムを導入した最初のブルーレイは劇場版『進撃の巨人』だそうで、これからアニメ界で広がりを見せていくシステムになるかもしれませんね。

 

 

 

 ちなみに、自分はBDV-N1WLというホームシアターシステムを使っています。比較的安価でリアスピーカーがワイヤレスになっているのが特徴で、設置に困ることなく手軽に5.1ch環境を構築することができるので個人的におススメです。 

SONY ホームシアターシステム BDV-N1WL

SONY ホームシアターシステム BDV-N1WL

 

 「Bandai Visual +」シリアルコード

 「Bandai Visual +」とは、バンダイビジュアルより発売される対象商品に封入された専用シリアルコードを指定のHPに登録することで、お手持ちのモバイル端末(AndroidiOS端末)に、購入した商品の本編映像をダウンロードして視聴いただける有料サービスです。従来のストリーミング配信による映像視聴サービスと比べ、映像データを端末に保存出来るため、電波状況等の制限を受けにくく、様々な環境で安定した視聴を何度でもお楽しみいただけます。アプリ「bonobo」をご利用の場合は、「bonoboコネクト」を介してパソコン、スマートフォンタブレットなどのデジタルデバイスへ本編の「デジタルコピー」でお楽しみいただけます。 

(ガールズ&パンツァー(GIRLS und PANZER)|公式サイト 劇場版Blu-ray&DVD 商品情報より http://girls-und-panzer.jp/pro_bddvd_theater.html

  端末に劇場版のデータをダウンロードして持ち運べる便利なシステムですね。忙しい現代人は出先でも見られるし、忙しくない現代人も『ガールズ&パンツァー 劇場版』を映画館に見に行く間にも見ることができます、素晴らしい。

キャストコメンタリー、スタッフコメンタリー、ミリタリーコメンタリー

 キャストコメンタリーはあんこうチームのキャストである渕上舞さん、茅野愛衣さん、尾崎真実さん、中上育実さん、井口裕香さんが。

 スタッフコメンタリーは水島努監督と3D監督の柳野啓一郎さんが。

 ミリタリーコメンタリーは考証・スーパーバイザーの鈴木貴昭さん、軍事評論家の岡部いさくさん、ミリタリー監修の吉川和篤さん、田村尚也さん、斎木伸生さん、杉山潔プロデューサーのコメンタリーが収録されています。

 何がすごいってコメンタリー119分が3本あるんですよね。通常に見るのも含めれば最低4回楽しめるという素晴らしさ。

 キャストコメンタリーはとにかくにぎやかでシーンをそこまで拾わず、これまでのガルパンの思い出をたくさん話してくれます。キャストの仲の良さも改めて実感することができますし、この作品の愛され具合も感じます。

 スタッフコメンタリーはキャストコメンタリーを見終えた後に見るとあまりに静かでそのギャップに笑ってしまうレベル。何といっても一番苦労をされたであろう二人なので締め切りの裏事情の話とか、ロケハンの話、そしてシーンを拾ってこだわりのポイントを聴くことができるので、こんなにもこだわりがあるんだなあと強く感じることができました。

 ミリタリーコメンタリーはそもそも人数が多い+みんな専門家のおじさんということで、超オタク目線の楽しい会話を聴いている感じになります。特に序盤は映画を見た回数とか4DXならではの話とか、本当にオタクだなあ…って感じでとても親近感(?)が湧きます。全体を通すとスタッフコメンタリーよりもさらにマニアックな話をしているので聞きながらわからないところをググるのがとても楽しかったです。

 具体的な内容をどこまで書いていいものかよくわかりませんが、もともと自分で感じていたことやツイッター等で知った小ネタに加えてコメンタリーを受けて思ったことを本編についてまとめた記事の方に書こうと思いますのでそちらもよろしくお願いします。

 

 ここからは特典DISCのほうへ。特典映像はなんと224分で本編よりも長い!

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© GIRLS und PANZER Film Projekt

新作OVA「愛里寿・ウォー!」

 感想に関してはかなりツイッター等でつぶやいている人もいますが、愛里寿が大洗女子学園に転校してくるよというお話。転校してくるなら大洗女子学園のメンバーはどういう歓迎の仕方をするだろうか、ボコ好き同士の西住殿と愛里寿が戦車戦以外でおしゃべりをしたらどうなるか、そういう想像の詰まった大変素晴らしいOVAでした。やっぱり愛里寿可愛い… そして最後もしっかりオチがついてストーリー上でも問題のない、ガルパンファンみんなの期待していたようなOVAになっていると思います。

3分ちょっとで分かる!!ガールズ&パンツァー

 劇場版冒頭にあったアレですね。みなさん映画を見すぎて、「みなさん初めまして」までもはやネタになる始末。かわいいSD絵と簡単にまとめられた内容はテレビシリーズを見ていない人も見ている人も楽しめるようになっています。円盤に収録してくれてありがとうございます。

秋山優花里の戦車講座

 今回は「日本戦車とクリスティの子供たち」と「大学選抜チームの戦車たち」の特集ということで、映画をより楽しめる講座になっています。

 知波単学園の使う九五式軽戦車や九七式中戦車の発展や歴史上での活躍、継続高校のBT-42とクルセイダー巡行戦車Mk.Ⅲ等の共通点、クリスティ式サスペンションの利点について等をまとめた一本目と、視聴者に圧倒的な印象を残したカール自走臼砲についてや、かっこいいパージシーンのあったT28の二重履帯について、センチュリオンの圧倒的強さについて等をまとめた二本目。相変わらずとってもわかりやすく構成されており、軍事系の知識がない自分でもなるほどなあと思うところばかり。映画の注目ポイントがまた増えると思いますので、本編を見る前に見ておくことを私は推奨します。

PV・CM集

 劇場版PV・CM集、劇場版BD発売告知CM、蝶野正洋CM集が収録されています。

 改めて11.21ロードショーという表記を見るとその放映期間の長さに驚いてしまいますよね。そして映画本編を見た後に見る劇場版予告のCMってそこのカット持ってきてたんだなあとか面白い発見もあったりしてかなり楽しめます。そして蝶野さんのCM5種類もあったことに驚きだしめっちゃくちゃ面白いんですよね。何も考えずに3回ぐらいリピートして爆笑してしまいました。

劇場特報・本予告集

 映画館で流れる予告集になっています。自分はアニメ映画をかなり見に行く方なんですけれど、見たことないバージョンもありました。普段映画を見ない方は劇場での予告を見る機会ってあまりないと思いますし、こういう映像が収録されているのは大変ありがたいですよね。

劇伴収録メイキング

 金管・パーカッション収録、弦楽器収録の映像。音楽担当の浜口史郎さんや音楽プロデューサー(ランティス)の関根陽一さんのお顔も拝見することができます。

 そもそも劇伴収録メイキングというものが収録されること自体、アニメではかなり珍しい気がします。私も円盤に収録されているものを見るのは初めてかも。この辺りは、オーケストラコンサートをやるほど注目された劇伴ならではのものかと思います。オーディオコメンタリーでは声優の話、CG、ミリタリー考証の話が多く、音楽の話がそこまで多くなかったのをこちらで補える形になっており『ガールズ&パンツァー 劇場版』を多面的に楽しめる一部となると思います。

ノンクレジットオープニング・エンディング

 大会の後の各メンバーを描いたエンディングは1カット1カット本当に個性あふれる素晴らしいものとなっています。テロップで隠れて見えなかった小ネタの確認もしっかりできるので買った人は要チェックです。

 

 とにかく特典が豪華で、記事にするために確認するだけで1日以上かかってしまいました。素晴らしい本編に加えて、豪華すぎる特典。買ってよかったなと思わせてくれる一枚でした。

 できれば明日中に本編の好きなシーンをまとめたり、円盤発売のおかげでわからないところをネットで調べながら見られたりしたのでそこの調査等をした記事をあげようかと思います。よろしくお願いします。